俺たちの『キングセイコー』。ファーストから始まり、44系・56系など全モデルを年代と種別に ついて徹底解説!


キングセイコー(KS)をご存知ですか?

 

キングセイコーの歴史

KSはグランドセイコー(GS)が発売された翌年、1961年に誕生しました。1971年に最後の機種が

発売され、1975年には生産が終了しましたが、2000年には2000本限定で復刻されています。

 

 

簡単な解説

GSは知ってるけど、KSって何??という方って多いのではないでしょうか?

時計好きの方は別として、一般的に知名度は圧倒的にグランドセイコー。

でもKSは、発売当時はGSに次ぐ高級時計でしたし、実は中身は同じだったりするんです。

そんなすばらしい時計をご紹介していきますね。

 

亀戸と諏訪の2つの工場

初代のGS、KSは諏訪精工舎(現セイコーエプソン)亀戸の第二精工舎(現セイコーインスツル)

よりそれぞれ発売されました。その後、どちらの工場でもGS、KSを製造するようになったのですが、

諏訪はGS、亀戸はKSの方に力を入れていたようです。

 

手巻きと自動巻の違い

機械式時計を使うためにはゼンマイを巻く必要があります。方法は手巻きと自動巻きの2種類。

手巻きは時計の側面に付いているリューズを自分で巻くこと、自動巻きは腕に着けて動かしている

だけでゼンマイを巻き上げる仕組みです。

手巻・自動巻の両方が製品化されています。KSの後期の自動巻きでは、手巻き機能も付いていました。

 

ハイビートとロービートって?

時計のテンプの振動数が多ければハイビート、少なければロービートといわれています。

この振動数はモデルによって異なりました。

ハイビートは1秒間に8振動以上。ロービートは1秒間に6振動以下です。

KSの場合、前期は全てロービートだったのが、後期は全てハイビートの機種に切り替わっています。

振動数が多いほど高性能といわれますが、KSはロービートの機種でも高精度でした。

さすが、高級時計ですね。

 

クロノメーター

クロノメーターとは外部機関による検定に合格している時計なので、通常品と比べて高精度に

仕上げられています。

KSはクロノメーター規格品もありましたが、基本的にそのほかのKSと差はないといわれています。

調整を細かく行うことでクロノメーター規格に一致させていたので、

通常品とクロノメーター規格品との間には、価値以上の差はないと考えてよいのでは。

 

日付・曜日の有無

これらは外観は異なりますが、中身の部品も大半が共通で、一般的には特に区別されていません。

外観はそっくりで、中身は全く別の4502KSと5625KS。

逆に5621KSと5626KSは、外観は違いますが、中身がほとんど同じです。

 

キングセイコーの全モデル

ファースト

(1961年~1964年)

当時ではロービートで高精度を出していた時計としても有名。

GSと比べて、決して劣ることはないと思います。しかし歩度証明書と秒針規制がないため

GSより低価格で販売されました。

『キングセイコー ファースト』の元となったのはクロノスです。

基礎キャリバーはCal.54A。

 

1963年 アンティーク キングセイコー ファースト 14GF 手巻き 廃盤 J14102 KS【OH済】

 

 44KS

(1964~1968年) Cal.44

KSのセカンドモデル。スクリューバックの防水ケース入りで、ロービートの機種の中では

最も現存数が多く、入手も比較的容易のようです。

 

 

4420KS

(1964~1966年) Cal.4420A

44KSをクロノメーターとするため、専用ムーブメントを搭載したものが4420KS。

 

超希少 1966年製 キング セイコー アンティーク 4420-9990 獅子メダル 手巻【クロノメーター付】【OH済】

 

 45/45クロノメーター

(1968~1971年)4502A,4500A

KS最初のハイビートで非常に高精度の機械。天文台クロノメーターにも使用されてたムーブメント。

ハイビートのための強力なゼンマイが切れやすいという欠点があります。

 

1969年 アンティーク キングセイコー ハイビート 4502-7000 日付 手巻【OH済】

 

56/56クロノメーター

(1968~1974年)Cal,5625,5626

KS初の諏訪精工舎製。ケース・文字盤のバリエーションも多い。自動巻き、8振動のハイビートモデル。

 

1971年製 アンティーク キング セイコー 5625-7000 ハイビート 美品 廃盤56ks 日付【OH済 】

 

52スペシャル/52スペシャルクロノメーター

(1971~1974年) Cal.5256,5245,5246

最後の機種でKSでは唯一の「スペシャル」表記があり、56KSの上位機種との位置付け。

機械式時計最晩期のもの、8振動のハイビートモデル。

 

 

 56 VANAC  / 52 VANAC スペシャル

(1973~1975年) Cal.5626,5246

56KS・52KSスペシャルの製造中止後も、当時の流行だった外装で引き続き販売された機種。

KSの中では安く入手することが可能です。

 

1973年製アンティーク キング セイコー 5626-7140 56KS デイデイト バナック グラデーション【OH済】

 

 

キングセイコーのオーバーホールについて

オーバーホールは時計と長く付き合っていくために、必ず行うべきものです。

使用頻度が少ない場合でも、定期的に(3~5年に1度)点検に出すようにしましょう。

キングセイコーに詳しい、信頼のおける時計店にオーバーホールをお願いすることをお勧めします。

 

最後に……

もちろんKSは、メンズだけでなくレディースもあります。

生産終了ですので、購入するにはアンティーク時計を扱う時計店やヤフオクなどの

オークションサイトなどになるかと思います。

オークションサイトなどでの購入を検討される場合、時計の状態や到着後に高額な修理代金になる場合もございます

その為、信頼できるお店での購入がお勧めです。

時計は購入してからがスタートです。

メンテナンスも含めて、長くお付き合いできるお店をオススメします。

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