機械式時計の操作方法のイロハ
ご購入いただいたお客様からは「操作方法を教えて!」と聞かれることがあります。
「何回くらい巻けばいいの?」
「時間の合わせ方は?」
「勝手に動くんでしょ?」
意外と2本目、3本目とすでに機械式時計を持っている方からも問い合わせがあります。
【時計が変われば、操作も変わる。】
違います。
基本は同じです。
クォーツ時計と機械式時計
腕時計は電池を入れて使用するクォーツ時計と巻き上がったゼンマイが解ける事により時を刻む機械式時計の2つに分かれており、アンティークウォッチにも採用されており歴史が古いのが機械式です。
しかも、機械式については竜頭という部品を操作してゼンマイを巻き上げる操作方法を講じる手巻きタイプと、装着している時に腕が動作する様子により巻き上げられる自動巻きに分かれています。
そのため、一言で機械式時計とは言っても所有しているタイプにより操作方法が異なる事を念頭に置いておく必要があり、特にアンティークウォッチの場合は慎重な操作を心がける必要があります。
あれ?さっきは操作方法は同じと言ってましたよね?
基本は同じですよ! ムーンフェイズ、クロノグラフ、ミニッツリピーターなどの操作じゃなく
機械式時計の基本をお伝えしますね!笑
①手巻き時計の操作方法
手巻き式の操作方法については、まず可能な限り日々同時刻に操作するように意識し竜頭を指で摘み、12時方向に向かって静かに回していき巻き上げます。(竜頭ゼロ段目)
ゆっくり巻いていくと巻き上げる事ができなくなる巻き止まりという状態になります。
それが完全にゼンマイが巻かれた状態になります。
それ以上巻くとゼンマイが切れてしまいます。
手巻き【OH済】1964年製 グランドセイコー 43999 アンティーク・獅子メダル・希少
②自動巻時計の操作方法
一方、自動巻きの場合は普段から使用していて秒針が動き続けているのならそのまま腕に装着して使い始めて構わないですが、しばらくの間手に取らずに置いてあった場合は秒針が停止している可能性が高いため、秒針が止まっている事が確認されたら手巻き式と同様に竜頭を指で摘んで、ゆっくりと回転させて巻く作業から開始する必要があります。
竜頭を回転させていると次第に秒針が駆動し始めるようになるため、時刻合わせを済ませてから腕に装着します。
しばらくの間手に取らず秒針が止まってしまっていて初期段階は手動で竜頭を回す必要性があったとしても異なるのはその後の過ごし方であり、手巻き式のように翌日の同じ時間帯に再度同じ作業をしなくても良いという事です。
自動巻きはたとえ秒針が停止していても、時刻合わせをした後に腕に着用した後は内部に搭載されている巻き上げるための装置(ローター)が働き巻き上げられるため、その後着用し続けていれば十分に巻き上げられるので翌日に再び手に取った時にもスムーズに動作しています。
ただし、装着している時間が短すぎたりあまり腕を動かす動作をしない方の場合だとゼンマイが十分に巻き上げられないので、時間が乱れやすくなってしまったり止まる恐れがあります。
そのため、自動巻きの機械式時計を使用する場合はしっかり腕を動かす方や長時間着用し続ける予定がある方でも、使い始める前におよそ40回から50回巻いておくと十分な回数になり乱れや停止を回避する事ができます。
また機械式時計には秒針と長針、短針の他に日付が搭載されているモデルもありますがアンティークウォッチはもちろん新モデルにも共通して気を付けなければならないのが、日付を正しくするためには歯車のかみ合わせの関係上21時から翌朝の4時までは日付合わせをしないように注意した操作方法を心がける事です。
↑↑↑操作方法においてこちらが一番重要です。
自動巻き【OH済】1961年 12角 アンティーク オメガ cal561 コンステ クロノ
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まずは基本の「キ」を理解して
それぞれのウォッチライフをお楽しみください🎶
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